The Scientific Ocean

誰にでもわかりやすいように生命科学を解説しようとするアザラシのブログ。

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大学の研究1(大学生目線で振り返って)

どうも、ぷにぷにアザラシです。
今日は少し前にTwitterで述べたように、大学の研究について少し紹介したいと思います。

大学生よりも若い皆さん、大学ってどんなところだと思い浮かべられているでしょうか?おそらく進研○ミや河○塾などが発行する大学紹介雑誌や、大学のwebページで色々と調べている方も多いと思います。しかし、結局どうやって学んでいるのか、具体的なことは案外わかりにくいのではないでしょうか?少なくとも、私が高校生の頃は、研究がどうやって行われるのか、あまり分かりませんでした。

これからお話しするのは、理系の大学での研究ってどういうものなの?ということです。

まず、高校までの勉強と大学の研究、一番大きく異なるのは「答えが知られているかどうか」だと思います。高校までの勉強では、試験で必ず100点満点になる模範解答があって、それを自分で導き出せるようにすることが目標になるかと思います。
しかし、大学の研究は、答えがありません。なぜなら、まだ世の中に知られていないことを見つけ出して、他の人に教えてあげることこそが、大学の研究の目標だからです。なので、もう答えが分かっていることに取り組むことはあまりないわけです。

もっと具体的に言うと、高校までの勉強では、教科書は絶対的に正しいものだと思います。しかし、大学の研究では、教科書は参考にしかなりません。なぜなら、大学の研究は教科書に載せるための知識・知見を探すことが使命だからです。つまり、大学の研究でうまくいけば、自分より後輩の学生が使う教科書の内容が変わってしまうわけです。さらに、大学の研究では教科書に載っている内容が間違っていることを見つけ出すことだってあります。こんなこと、高校までの教科書にあったら、新聞沙汰になるでしょう(歴史の教科書はたまに変わったりしていますが)。しかし、大学の教科書であれば、これが起こりえるわけです。

大学の研究では、最新の知識・知見を使って、まだわかっていない物事に取り組む必要があります。では、その最新の知識や知見はどうやって見つけるのでしょうか?その情報源こそが、「論文」なのです。論文は基本的には英語で書かれていて、今の時代ではインターネットを介して世界中で発行されている論文に簡単にアクセスすることが出来ます。私たち研究者は、そういった毎日新しく出される論文を日々チェックすることで、自分の知識を蓄え、新しいことを見つけようと努力しています。

 

というわけで、次回は論文についてもう少し詳しく述べたいと思います。最後まで読んで下さってありがとうございました!